ザ・チョイスを読みました! [本・映画・TV・ドラマ・音楽]
TOC(制約理論)を説明したビジネス書「ザ・ゴール」で有名なイスラエルの物理学者のゴールドラットの最新作「ザ・チョイス」を読みました。
制約理論というのは、あるプロジェクト(あるいは生産現場)の効率は一番進捗の悪いところ(ボトルネック)によって決まる。よって、効率を上げるためには、どこがボトルネックなのか見つけ出し、ボトルネックにスピードを合わせつつ、ボトルネックの強化に取り組むといったものです。
簡単な例ですと、例えば、3人の子ども達が縄で繋がって電車ごっこをしている場合、一番遅い子に合わせて進むことが全体としては一番効率よく進め、更に全体が早く進むためには一番遅い子を強化することを考えないといけないというものです。
ということで、本書なのですが、筆者のこれまでのビジネス書としての趣きとは少し異なり、哲学書という感じでした。
内容は、今日の企業における複雑化した課題も、読み解けば、シンプルな問題に解きほぐせる。また、読み解くためには、「すべての対立は解消できる」という信念を持ち、他の責任と考えない態度で臨む必要があるというものでした。
現在、僕自身も会社で課題解決、改善に日々取り組んでいますが、シンプルに「なぜ」を繰り返し考えるようにしていますが、なかなか難しいです。
ビジネスに限らず、日常生活のうえで、また、人間関係の中で、考えたり、悩むことがありますが、本書にあるように、壁に当たったら、「ものごとをシンプルに考え」るようにし、「すべての対立は解消できる」と信じ、 「どんな状況でも飛躍的に改善できる」。そして「すべての人は、充実した人生を過ごすことができる」と考えたいと思います。